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食べる速さと肥満
- 2012年5月10日 20:12
最近、周りでダイエットブームです
年代のせいかな・・・・
そこで、こんな報告が出ていましたので
みなさんへ
結果としては
"早く食べる人ほど、肥満度が高く 糖尿病になり易いと!"
しっかり噛んで ゆっくり食べるべし
ということですね
[MTPRO 4/26 号より]
第22回日本疫学会
食べる速さと肥満,糖尿病との関係を確認
一般に食事を速く食べる人は肥満や生活習慣病になりやすいと考えられている。この通説が正しいことが,東北大学大学院公衆衛生学の永井雅人氏(日本学術振興会特別研究員)ら,金沢医科大学公衆衛生学の櫻井勝准教授らによる2件のコホート研究で確認され報告された。
食べる速さと肥満の関係については,既に報告が散見される。中には,両者の関係がエネルギー摂取量で補正しても認められるという報告もある。しかし,エネルギー摂取量で層別化して検討した成績は報告されていない。
永井氏らは,宮城県大崎町の住民を対象とした大崎コホート研究のデータを用い,エネルギー摂取量で層別化した際の食べる速さと肥満との関係を横断的に検討した。対象は,40〜64歳の同町住民4万6,407人のうち,有効回答が得られ,除外基準該当者を除いた2万5,719人。昼食にかける時間により5群に分けた。
食べる時間が短いほどBMIが高く,エネルギー摂取量が多かった。また,食べる時間が短いほど肥満(BMI 25以上)のオッズ比が上昇した。さらに,エネルギー摂取量で四分位に分けて検討したところ,摂取量が多いほど,食べる時間が短い群で肥満のオッズ比が上昇した。
一方,櫻井准教授らは,食べる速さと糖尿病発症との関係を7年間のコホート研究により検討した。対象は,35〜55歳の某事業所の男性従業員2,050人。食べる速さで3群に分けた。
食べる速さが速い群における2型糖尿病発症のハザード比(食べる速さが遅い群を1)は,年齢調整後で1.96,年齢,糖尿病家族歴,喫煙,飲酒,運動習慣,高血圧の有無および脂質異常症の有無で調整した場合で1.97と,いずれも有意に高かった。ただし,さらにベースラインのBMIを加えて調整した場合は有意差が消失した。
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